北の区から

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プリキュア15周年の映画を観た話 その1【ネタバレ注意】

毎週日曜日の朝、全国の女児先輩たちを熱狂させているアニメ、プリキュア

そのプリキュアが今年で15周年となる。

 

未だに衰えを知らず、むしろ、時代に合わせた進化を続けてきて15年……

 

その節目というべき今年に公開された映画が、

HUGっと!プリキュアふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』だ。

 

 

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筆者はプリキュアおじさんである友人Tっちと二人で映画を観に行き、三回は泣いた。

Tっちも鼻をすする音が聞こえたので確かに泣いていた。

しかし、お互いの為に上映中に顔を見ることは無かった。

 

今回は映画の感想と、プリキュアの魅力について語りたいと思う。

 

 

 

(あらすじ)

 

街で暴れるモンスターを撃退したキュアブラックキュアホワイトシャイニールミナス

ところが、そこへ現れた謎の怪物・ミデンによってルミナスは子供に変えられてしまう。ミデンは歴代のプリキュア達から思い出を奪い、ベビープリキュアに変えてしまっていた。

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さらにはな達の元にもミデンは現れ、はなは加勢に駆けつけたブラックやホワイトと共に戦うが、キュアアンジュ・キュアエトワール・キュアマシェリ・キュアアムール・ホワイトまでもが幼児に戻されてしまった。

 

自分の事をすべて忘れてしまった幼い仲間達を前に悲嘆と絶望に沈むはなと、ほのかがいなければプリキュアに変身できないなぎさは絶体絶命の大ピンチに陥る。(wikipediaより抜粋)

 

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〈以下、映画のネタバレあります!〉

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まず初めに、筆者はハピネスチャージプリキュア !」からプリキュアおじさんとなったので、まだまだおじさんとしても新参者であることを断っておきたい。ちなみに、一番好きなプリキュア魔法つかいプリキュア!です。キュアップラパパ!

 

そんな新参者の自分が思う今回のプリキュア映画の魅力。

 それは、タイトルにも「オールスターズ」とあるように、プリキュア55人総出演の豪華さだ。

 


『映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』 本編のぞき見!~想い出の主題歌メドレー~

 

この戦闘シーンの長回しが半端なくカッコいい。さらに、戦闘と呼応するように、BGMとしてプリキュアの主題歌がオーケストラで演奏されている。

 

「あのプリキュアシリーズだけは見てたんだけど他は分からない……」という人でも、必ず熱い気持ちを思い出すだろう。なにせ、プリキュアが出てくるのだからプリキュア 作品を一つでも好きな人には百発百中で熱くなれる戦闘シーンである。

 

 

 

そして注目すべき点、二つ目。それは、「ミデンという敵の存在」だ。

 

今回のプリキュアシリーズHUGっと!プリキュアでは、様々な設定のキャラクターが登場し、一年間という長い期間を設けて関係性を構築している。

アンドロイドであるルールーと、えみるの友情。

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ハムスターハリーに対するほまれの片想い……

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どれも突飛な設定に見えて、一つ一つを丁寧な描写で魅力あるものにしているのは、ひとえに監督の手腕だろう。

(ちなみに、シリーズディレクター佐藤順一監督は「ARIA」や「たまゆら」を手がけている。)

 

 

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ミデンがプリキュアを襲うという奇行に走ったのには、それなりの理由があった。ネタバレは極力避けたいのでミデンの正体はぜひ劇場で確認して頂きたい。CVは宮野真守である。

そのミデンの内に秘めた心情を汲み取り、寄り添い、救いあげたのは、他ならぬキュアエール



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このキュアエールの敵に対する同情とも言える行動に、作中では何度か仲間のピンチを招くシーンも描かれている。「おいおい、アンタ敵に同情してる場合かいな」とツッコまなかったと言えばウソになる。しかし、彼女は愛の戦士、プリキュアなのだ。それが敵であろうと、困っていると助けてしまうのだ。

 

 

ここで、女児先輩やその親御さんならキュアエールやさしいね!)で終わってしまうだろう。しかし我はオタク。

(ええカップリングありますやん!!!)

と、一人映画館で興奮していた。 野乃はな×ミデン。あると思います。人×人外の恋愛って良いよね……(満ち足りた顔

 

 

 

 

女児先輩のみならず、一介のカプ厨を幸せにしてくれるマーケティングの巧妙さも、今回のハグプリの推せる要素だ。ここまで前述したカップリングで少しでも引っかかりを感じた方は、ぜひハグプリを観て欲しい。日曜日の朝から、その甘酸っぱい関係性に幸せな気持ちになれる日々を手に入れる事が出来るだろう。

 

 

マーケティングの話が出たので、次回は「女児先輩だけじゃない!大人も楽しめるプリキュアという観点から、プリキュア映画を紐解いていきたい。

 

 

 

 

(次回へ続きます)