『この音とまれ!』 5話までの感想(※ネタバレ注意)
諸君 私は青春アニメが大好きだ
めちゃくちゃ好きな青春作品に出会えました。こういうのを待ってたんだよ俺は!
あらすじ&登場人物
瀬高校・箏曲部。武蔵のもとに不良そうな愛や箏の天才であるさとわ、愛の友人・康ら3
バカが入部したことで状況は一変。愛たちは全国大会を目指す! 「ジャンプSQ.」公式サイトより引用
このざっくりしたあらすじだけ読むと何のこっちゃって感じですが、このあらすじに至るまでの魅せ方が非常に上手い。
「そんなドラマみたいな展開あるかよwwww」と冷静になる暇も無く出てくるキャラクターの魅力に引き込まれていきます。
主人公、工藤愛(愛と書いてちかと読みます)
THE 不良少年(シンプル2000シリーズ)。
自分の親友の友達がケンカに巻き込まれているのを助けたり、実はおじいちゃんの事が大好きだったりする根はめちゃくちゃ良いヤツ。
しかしながら、学校では「相当ヤバい奴」というレッテルを貼られています。
そのせいもあってある事件の容疑者にされた挙句、おじいちゃんも亡くしてしまうというダブル悲劇。そのお爺ちゃんが職人として作っていた箏を演奏するために、筝曲部の門を叩きます。ええ話やんけ…
部長、倉田 武蔵
THE 気弱メガネ部長(シンプry
筝曲部の部長。外見も中身も良いヤツ。先輩が残してきた筝曲部を守りたい気持ちがあったものの、部室を不良の溜まり場にされる毎日。そんな時、愛が部活に入ることで彼らの物語は始まります。気弱なんだけど、ここぞという時はしっかり決める、映画版のび太くんの様な頼れる存在。最初は彼が主人公と思ってました。(追記:二人目の主人公でした。ごめんて!
ヒロイン、鳳月 さとわ
THE 腹黒クール美少女(CV種崎敦美)
昔から箏を演奏している名家のお嬢様。「弱小高校を全国大会まで持っていったら自分のキャリアに箔がつく」って言う理由で入部してくる本当のヤバいヤツです。
しかしそれも、部員として日々を過ごしているうちに本当の彼女の内面が見えてきます。
結論、めっちゃ良い子です。超推せる。
引き込まれる理由
とまあ、こんな3人を軸にして部活ドラマが繰り広げられるんですが、他のキャラも魅力がありまくりなんです。出てくるキャラクターが本当に魅力的で、生き生きと物語を展開しているのがこの作品の魅力だと思います。
そして何と言っても驚いたのが、話のテンポの良さです。
僕は古のオタクなのですぐ「作画が~」とか言ってしまうのですが、テンポの良さで感動したのはとても新鮮でした。
その新鮮さは何というか、2000年代のアニメの「懐かしさ」も感じさせるものでした。
新しくもあり、懐かしさも感じさせる。令和にこんなアニメに出会えたことに感動です。
筝曲ってすげえ
まだ5話までしか観てない僕が言うのも非常におこがましいんですが言わせてください。
筝曲マジすげえ。
5話で話としてはひと段落する形なのですが、それでも箏の凄さをヒシヒシと感じました。
「1か月で全校生徒を感動させる演奏をする。感動させられなければ廃部」
そんな無茶苦茶な条件をクソ教頭に飲まされ、1か月練習に練習を重ねた演奏曲「龍星群」。
この演奏とキャラクターの過去がめちゃくちゃシンクロしてるんです。
俺はこういうのに弱いよ。こういうのに弱い
演奏シーンは衝撃と感動で涙腺ダム決壊でした。僕がこの学校の生徒だったら廃部撤回の署名活動をしていたレベルです。
後に知ったのですが、この筝曲の作曲者、原作者アミュー先生の実のお姉さんだそうです。
龍星群は最初公式pvを作るために私の姉が作曲をしてくれて、公式pv→CDアルバム→アニメ…と、その都度新しく録らせていただいてます。作中オリジナル楽曲が結構ありますので今後もお楽しみに!
— アミュー (@amuse8) 2019年5月5日
公式pvはこちら↓#この音とまれ! 作中オリジナル楽曲「龍星群」 https://t.co/q4bGxCmZUy @YouTubeより
ハンパねえー!!!そらリアリティのある箏の話が聞けるはずやでぇ!!!
漫画と箏の世界を同時に楽しむことができる作品、素晴らしいと思います。
多分その内、演奏会とかあれば行ってます。自分、現地好きなので。
まとめ
まとめると、ほんとにいい作品に出会えたなあという話でした。そしてこれからの話の感じだと愛とさとわの恋愛話とかありそう……根はマジメヤンキーと根は優しい腹黒美少女のカップル……あざっっっっっっっす!!!!!!!
楽しみな作品がまた増えました!