イベントを打つ時の最近の悩み
大阪で「HighLight」というアニソンダンスバトルイベントを主催している。
今でこそ、関西でもたくさんのアニソンバトルが増えたのだが、黎明期の頃はやはり関東でのイベントが多く、関西にはあまりイベントが無かった。
そこで、もう一人の主催であるやましぃと二人で始めたのがきっかけだ。
斜に構えたオタクである筆者とやましぃは、「やるからには変わったアニソンがかかるイベントにしたい!」と思い、ジャンルに縛りを設けるコンセプトにした。(「京アニ縛り」「アイドル縛り」「部活もの縛り」など)
かれこれ3年近く続けてきて感じることは、その時のジャンルによってバトラーの色も変わるし、好きなジャンルということで目に見えて熱量が上がるダンサーもいるので、毎回新鮮な気持ちでイベントを開けることが良かったと思っている。
しかし次回、記念すべき10回目を前にして、新たな問題に直面している。
それは、現場イベント被り問題である。
現場イベントとは、そのアニメ作品が主催しているライヴ、トークショー、握手会等の事を指している。界隈ではこのように、中の人に出会える場所を「現場」と称する。
今回の縛りテーマ「スマホリズムゲーム」では、その性質上、ライヴを開催する作品が多い。リズムゲームだからね、仕方ないね。
筆者としては流行りを考慮してのアイマス、ナナシス、バンドリ、デレステ辺りをメインに考えているのだが、この全ての作品の現場イベントが無い休日を狙ってイベントを開かなければならない。果たして、そんな日はあるのか……?
とりあえず各作品の限界オタクと連絡を取り合い、現場イベントの情報収集をすることにした。
アイマスオタクM「その日はシャニマスのライヴがありますよ!やめた方がいいです!」
バンドリオタクH「統計上ではバンドリは上旬にイベントすることが多いです!下旬にしましょう!」
スラム生まれA「ナナシスサボってんじゃねえ!!!!!!!!死にてえのか!!!!!!!!????????」
もうイヤっ!!!!!!!!
なんとかイベ被りだけは避けたい所存である。
ただ、これはイベントオーガナイザーとしてはよろしくない考えかもしれないが、現場イベントがあるならそちらを優先してくれても仕方ないと思っている。
その日にイベントを打ったこちらのリサーチ不足も問題だし、現場イベントの楽しさは、過去にi☆Risの握手会の為に東京まで行っていた自分としては、気持ちを理解しているつもりである。
(可愛い。)
ましてや、学生が多いこのA-POPシーン、遠征費用を捻出するのもかなり厳しいはずだ。日頃の生活をうまくやり繰りした結果、現場イベントに足を運んでいるのだろう。その努力を理解した上でダンスバトルに出なかった事を咎めるような気持ちになれるだろうか。いや、なれない。人の心を持っていればそんなことは決して言えない。
だから筆者が冴えオタの時に、てさぐれ5周年イベントに行ったこともどうか咎めないでほしい。冴えオタは最高。みんなで行こう冴えオタ。
(冴えオタオーガナイザー庚君のツイッターはこちら!→
おへんりすと。庚 (@bboy_koski) | Twitter)
それだけ周りにアニメ愛の強いダンサーがいるからこその嬉しい悩みなのだが……
いつかこの悩みを一気に解決できるようなイベントを打ってみたいなあ。